鷹山と平洲上杉鷹山と、その師・細井平洲

細井平洲 人を育てる

苗木のときから心を尽くして育てれば、その後はあまり苦労せずに、良い木に成長させることができる

幼いうちに手を尽くしておけば、あとが楽になる。

東海市が現代語で紹介している一節。

平洲は人を育てることを、しばしば木を育てることにたとえる。苗木のうちはすべて柔らかく、まっすぐにも育てられるし、曲げて育てることもできる、という観察から話が始まる。

続けて平洲は「幼いときから善い習慣を身に付けさせることが大切で、まだ幼いのだからといって、なおざりにしてはいけません」と言う。まだ小さいから後でいい、という判断こそが誤りだという指摘である。

この比喩の巧みなところは、育てる側の都合を封じている点にある。苗木は放っておいても育つが、まっすぐ育つとは限らない。手をかけるかどうかは、木ではなく育てる側の選択である。

組織に置き換えれば、新しく入った人にどれだけ手をかけるかという話になる。最初の期間を惜しむと、あとで何倍も手間がかかる。平洲は二百五十年以上前に、同じことを言っている。

出典:東海市公式ウェブサイト「細井平洲のことば」


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