鷹山と平洲上杉鷹山と、その師・細井平洲

上杉鷹山・細井平洲の名言と解説

全 18 件・出典つき

名言だけを並べた頁は世に多くあります。ここでは一つひとつについて、 いつ、誰に向けて語られたのか、 そして現代のどんな場面に当てはまるのかまで書きました。 出所をたどれない言葉は載せていません。

学問について

何のために学ぶのか。平洲の学問観がもっとも直接に出るところ。
  1. 細井平洲 学、思、行、相須つ がく、し、こう、あいまつ 学び、考え、実行する。この三つがそろって、はじめて学んだことになる。 読む →
  2. 細井平洲 学問と今日とは二途にならざるように がくもんと こんにちとは にとにならざるように 学問と現実が、別々のものになってしまわないように。 読む →
  3. 細井平洲 学問するということは、知識を得るためだけのものではなく、学んだことを生活に生かして、よりよくしていくことが目的なのです 学問の目的は知識の獲得ではなく、暮らしをよくすること。 読む →
  4. 細井平洲 嚶鳴 おうめい 鳥が互いに鳴き交わすように、学ぶ者どうしが響き合う場をつくる。 読む →

人を育てる

子を育てる話として語られているが、そのまま人の育て方の話として読める。
  1. 細井平洲 子供に善いことをさせようとするならば、まず親が善いことをして、見せるようにするのが当然です 子は親をまねる。だからまず親が実際にやって見せる。 読む →
  2. 細井平洲 人に、善いことと悪いことを判断して見分けることを教えなくて、善いことをしなさい、悪いことをしてはいけない、と言っても、その判断ができるものではありません 善悪を見分ける力を教えずに、善くしろと命じても意味がない。 読む →
  3. 細井平洲 苗木のときから心を尽くして育てれば、その後はあまり苦労せずに、良い木に成長させることができる 幼いうちに手を尽くしておけば、あとが楽になる。 読む →
  4. 細井平洲 柔らかい苗木だからといって、無理に曲げたりして、自分の自由気ままに育てようとすれば、どんなに強い木であっても、傷ついて、やがて、成長したところで、ひねくれたり、ねじれたりして、役に立たない木になってしまう 思い通りに曲げて育てれば、どんな素質があっても損なわれる。 読む →
  5. 細井平洲 大木としての親や周りのかたが、幼い子の陰日なたとなって、風雨から身を守るように 育てる側の役目は、形を決めることではなく、風雨から守ること。 読む →

人とのつきあい

上に立つ者が、下の者とどう向き合うか。
  1. 細井平洲 先施 せんし まず自分の方から働きかける。相手の出方を待たない。 読む →
  2. 細井平洲 人と人との交わりにあっては、この思い上がりの気持ちをなくして、譲り合う気持ちをもてば、お互いの心が通じ合い、物事もうまく運ぶ 思い上がりを捨て、譲り合う。それで心が通じ、事が運ぶ。 読む →

政治と君主

藩を預かる者の心得。師が説き、弟子が制度にした。
  1. 細井平洲 君主たるものは民の父母でならねばならぬ くんしゅたるものは たみのふぼで ならねばならぬ 君主は、民にとって父母のような存在でなければならない。 読む →
  2. 上杉鷹山 伝国の辞 でんこくのじ 国も民も君主の私物ではない。君主のほうが、国と民のために立てられている。 読む →

実行と覚悟

分かっていることを、実際にやるための言葉。
  1. 細井平洲 勇なるかな勇なるかな、勇にあらずして何をもって行なわんや ゆうなるかな ゆうなるかな、ゆうにあらずして なにをもって おこなわんや 勇気だ、勇気だ。勇気がなくて、どうして事を行えようか。 読む →
  2. 上杉鷹山 連年国家衰微し、民人相泥み困り候。因って大倹相行い中興仕り度祈願仕候。決断もし相怠るにおいては忽ち神罰を蒙るべきもの也 れんねんこっかすいびし、たみひとあいなずみこまりそうろう 改革を怠れば神罰を受けてよい。十七歳の藩主が神前に誓った言葉。 読む →
  3. 上杉鷹山 なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人のなさぬなりけり なせばなる なさねばならぬ なにごとも ならぬはひとの なさぬなりけり やればできる。やらなければできない。できないのは、人がやらないからだ。 読む →
  4. 上杉鷹山 刈り上げ餅 かりあげもち 稲を干す手伝いをした侍が、実は藩主だった。安永6年秋の逸話。 読む →
  5. 師弟 郊迎 こうげい 藩主が、師を城下の外まで自ら出迎えたこと。 読む →

典拠について

このページの言葉は、東海市および米沢市が公式ウェブサイトで公開している記述を典拠としています。 平洲の言葉として東海市が紹介しているものの多くは、『嚶鳴館遺草』を現代語に直した形で示されています。 原文の漢文調そのものではないため、各項目にその旨を記しました。